■この記事では以下の内容について解説しています■
〇リビングの失敗例&失敗しないためのポイント
・失敗例①『リビング階段で部屋に圧迫感が…』
・失敗例②『せっかく大きな窓にしたのに、周囲の目線が気になる…』
・失敗例③『間仕切りをしたら自然光が入らない!』
・失敗例④『工事規模が大きくて、仮住まい費用が余計にかかった…』
・失敗例⑤『床をコストダウンしたら、なんだか安っぽい』
・失敗例⑥『リビング階段で部屋が暗くなってしまった…』
〇寝室の失敗例&失敗しないためのポイント
・失敗例①『陽射しの強さでゆっくり眠れない・部屋が暑い』
・失敗例②『ベッドが大きすぎて通路が通りづらい…』
・失敗例③『リビングの声が聞こえて眠れない…』
・失敗例④『充電用のコンセントがない・消灯が面倒』
〇玄関・収納の失敗例&失敗しないためのポイント
・失敗例①『玄関にコンセントがなくて掃除が不便…』
・失敗例②『玄関スイッチが遠くて、夜帰宅したらなにも見えない…』
・失敗例③『靴が収納しきれない!』
・失敗例④『靴以外の収納を作ってなかった…』
〇失敗から学んで、後悔しないリフォームを!
リビングの失敗例&失敗しないためのポイント
失敗例①『リビング階段で部屋に圧迫感が…』
現在の住宅デザインで多いのが、リビングに階段を設置する「リビング階段」。オシャレで今どきのデザインなので人気のリフォームです。
しかし、階段にはある程度の幅が必要になります。
元々のリビングに施工するため、施工する場所によってはバランスが悪くなり、生活動線に影響を及ぼす場合もあるのです。また、階段だけでなく家具の配置も調整しなくてはならないため、圧迫感が出てしまうのも注意点。
リビング階段にした場合、どの程度の広さを確保できるのか確認しておきましょう。
【Point! 】リビング階段は部屋の広さを考慮しましょう!
失敗例②『せっかく大きな窓にしたのに、周囲の目線が気になる…』
自然の光が差し込むリビングには憧れますよね。
ここで気を付けたいのは、窓の位置です。
前面道路に面して大きな窓を設ける場合、今まで気にしていなかった人通りや周囲の目線が気になることがあります。それによって毎日カーテンを閉めていたら、せっかくリフォームした意味がありません。
また、窓の方角にも要注意。リフォームの場合、住宅の構造は変わらないので、陽射しが強すぎると室温が上昇してしまうこともあります。
【 Point! 】大きな窓へのリフォームは、位置や陽射しも計算しましょう!
失敗例③『間仕切りをしたら自然光が入らない!』
部屋の間取りを変更するリフォームとして、間仕切りを施す方法があります。
この場合は、今まで部屋全体に入っていた自然光が遮られてしまう恐れもあります。間仕切りを計画する場合は、十分な採光が取れるのか施工する位置などに注意が必要です。
また、リビングにある窓の数や時間帯によっての光の動きもチェックしておきましょう。一般的にはイメージしにくい部分ではありますので、リフォームのプロにしっかりと相談するのがオススメです。
リビングの広さや形によっては、空間が区切られ狭く感じることもあるので覚えておきましょう。
【 Point! 】リビングに間仕切りをするときは、採光の確認を!
失敗例④『工事規模が大きくて、仮住まい費用が余計にかかった…』
リビングダイニングをつなげるリフォームなど、構造躯体に係わる室内の柱や壁を取り除く大がかりなリフォームでは、施工期間の確認は事前にしておくことをおすすめします。
最近では、間仕切りをしたり、逆にリビングダイニングを1つの空間へとつなげるリフォーム事例も増えています。このような規模の大きな工事では、引っ越しを要する場合があります。そうなると別途費用もかかるため、工事見積りと別に予算を用意しておきましょう。
リビングの広さが変わるリフォームは、エアコン設備などがリフォーム後の帖数に対応しているかも確認が必要です。
【 Point! 】構造躯体に係わるリフォームは下調べを入念に!
失敗例⑤『床をコストダウンしたら、なんだか安っぽい』
リフォームをするとなると、どんどん色々なところをリフォームしたくなるし、材料も良いものにしたくなるので予算オーバーになりがちです。
そして、予算が足りなくなってくると、コストダウンのためにグレードを落としがちなのが「床」です。
しかし、床は家の中でとても大きな面積を占めるもの。
グレードを落としたために全体が安っぽい雰囲気になってしまったり、肌触りが悪く素足で歩けないなど、後悔することも多いポイントなのです。毎日触れる場所ですので、床なら安い材料でもOKと安易に考えず、しっかり検討するようにしましょう。
【 Point! 】床は家の雰囲気を大きく左右します!コストダウンはよく検討しましょう!
失敗例⑥『リビング階段で部屋が暗くなってしまった…』
リフォームで根強い人気を誇る「リビング階段」。
特に子育て世代では絶対に取り入れたいと思っている方が多いのですが、失敗例①の「リビングが狭くなった」「圧迫感を感じる」のほかにも、「部屋が暗くなった」という後悔ポイントもあり、注意が必要な工事です。
明るく圧迫感のないリビング階段にしたい場合には、骨組みが見えて蹴込み板(階段の垂直部分の板)のないスケルトン階段、オープン階段、シースルー階段を選ぶことをおすすめします。
また、小さなお子さんがいる家庭では安全面が心配です。お子さんが眠った後で大人がくつろいでいると、テレビやステレオの音が子供部屋に届いて安眠できなかったり、料理の臭いが上階にある衣類についてしまったというケースもあります。
リビング階段を取り入れる際は、生活スタイルを良く考えてから設置場所を決めるようにしましょう。
【 Point! 】部屋の暗さを軽減したいならスケルトン階段やオープン階段を!ただし生活スタイルもよく考えましょう!
寝室の失敗例&失敗しないためのポイント
失敗例①『陽射しの強さでゆっくり眠れない・部屋が暑い』
しっかり睡眠が取れる寝室には、窓の位置・大きさ・方角がとても重要になってきます。
例えば、朝日が昇る東側に窓がある場合は、陽射しの強さで目が覚めてしまう可能性があります。自然光で目覚めるのは一般的にはとても良いことですが、仕事などで起床時間が不規則な方は質の良い十分な睡眠がとれない、なんてことも。
また、夕日が差し込む西側の窓は室温が上昇してしまうこともあります。
寝室は部屋の広さに対して7分の1の採光は取らなくてはなりません。自分のライフスタイルに合った窓の位置にすることで、心地よい寝室づくりをしましょう。
【 Point! 】ライフスタイルに合わせて、窓の位置・大きさ・方角を調整しましょう!
失敗例②『ベッドが大きすぎて通路が通りづらい…』
ベッドと部屋の大きさのバランスにも要注意です。
ベッドを新調される場合、部屋が広くなったからと大きいサイズを選びたくなるところですが、あまり大きすぎるベッドは予想以上に使いづらい場合があります。
特に寝室を夫婦で利用する際、起床・就寝時間が異なることもあり、ベッドの両サイドから移動できる状況にしておくことが望ましいでしょう。
また、寝室の入口扉やクローゼットの折り戸など、扉を開けた状態でも人が通れる程度の幅を確認してからベッドの大きさを決定することをオススメします。
【 Point! 】ベッドサイドスペース・扉の開閉に無理のないベッドサイズを事前にチェック!
失敗③『リビングの声が聞こえて眠れない…』
寝室自体の間取りも実は重要です。
例えばリビング横に寝室を配置した場合、生活音などが気にかかることが懸念されます。リビングは、家族が集まるスペースですが、家族間でも生活スタイルが全く同じとは言えません。
特にお子さんがいらっしゃる場合は、成長するにつれてリビングに滞在する時間も様々になることも考えられます。TVの音や話し声などが気になり、ぐっすりと眠れない…ということを避けるには、できるだけ上階やリビングと離れた場所を寝室とすることがおすすめです。
【 Point! 】寝室は家族の生活音が気にならない位置にとりましょう!
失敗例④『充電用のコンセントがない・消灯が面倒』
意外と寝室の便利さを左右するのが、コンセントの数や位置です。
今は目覚まし時計代わりにスマートフォンを利用する人がいますよね。就寝時間帯にスマートフォンの充電をする習慣がある人も多いのではないでしょうか。
そんなときにベッドサイドに充電用のコンセントがあるかないかでは、毎日の使い勝手も大きく異なります。
寝る直前までベッドでくつろぎながらスマホを使い、いざ眠りにつくタイミングで充電のためにベッドから立ち上がる……想像しただけでも億劫です。
照明についても同様に、リモコンタイプの照明を設置する、もしくはベッドに入りながらも消灯できるような照明を設置できるようコンセントを配置することが暮らしやすさの向上につながります。
【 Point! 】電気機器はいつ使う?充電はどこで?など、実際の暮らしをイメージしたコンセントの配置を!
玄関・収納の失敗例&失敗しないためのポイント
失敗例①『玄関にコンセントがなくて掃除が不便…』
意外と忘れてしまうのが、「玄関コンセント」。
玄関ホールにコンセントがない場合に一番困るのが掃除機の利用です。他の部屋にコンセントをつないで清掃することになりますが、部屋のコンセントから距離があると、玄関ホール全体の清掃ができない可能性もあります。
また、インテリアディスプレイを楽しみたい人などにも玄関コンセントはあると便利です。
コンセントはあっても損はしないものですので、リフォーム時の設置をおすすめしています。
【 Point! 】掃除・インテリアなどの観点から、玄関にもコンセントの設置がおすすめ!
失敗例②『玄関スイッチが遠くて、夜帰宅したらなにも見えない…』
共働き世帯など、帰宅が夜になってしまう家庭では、玄関照明スイッチの位置によって暮らしやすさが大きく変わります。
夜、帰宅すると真っ暗で何も見えない玄関。靴を脱がないとスイッチに届かないので手探りで家に上がる…なんてことも。靴を履いた状況でも照明をつけることができる位置に配置することが大切です。
しかし、逆にホールから離れすぎていると、靴を履いて照明を消灯しなければならない点にも注意しましょう。
【 Point! 】スイッチは帰宅時・外出時どちらでも使いやすい、玄関ホールとたたきの中間の壁に設置を!
失敗例③『靴が収納しきれない!』
シューズボックスは、家族構成に合わせてサイズと位置を決めましょう。
誰がどのくらい靴を持っているのか把握していますか?小さなお子さんであればこれから靴もどんどん大きくなって場所が必要になったり、物が捨てられないタイプの方だと今の靴の数に合わせたシューズボックスだと収納が足りなくなるかもしれません。将来を見据えたサイズを選びましょう。
また、玄関は来訪者にとって最初に目に入る場所です。シューズボックスの配置は見た目や使い勝手を決めるポイントでもあります。
玄関スペースに余裕がある場合はホールとたたきにまたがった配置にすることをおすすめします。また、玄関ホールの広さを確保できない場合は、シューズを全て収納してしまえる縦長サイズ、もしくは長さの異なるボックスを組み合わせるなど使いやすいものを選ぶと良いでしょう。
玄関はスッキリ見えるように工夫することで広々と清潔感のある空間へと印象付けます。
【 Point! 】将来性も考えて、使い勝手と見た目を両立させましょう!
失敗例④『靴以外の収納を作ってなかった…』
玄関ホールにシューズボックス以外の収納スペースをつくることもおすすめです。
ハンガーパイプ付きの収納は、帰宅時にコートや子どものレインコートを掛けることもできます。ベビーカーや自転車等が置けるスペースがあればなお便利ですよね。収納内にコンセントを配置しておけば、コードレス掃除機など収納しながら充電ができて使い勝手もアップします。
ただ、配置によっては荷物の出し入れがしづらくなり、収納の設置自体が逆効果になることも考えられます。玄関スペースの収納では、扉の開閉スペースも計算して配置することがポイントです。
【 Point! 】靴以外に玄関に置いておきたいものを整理しましょう!ただし扉の開閉スペースに注意
失敗から学んで、後悔しないリフォームを!
今回は、リビング・寝室・玄関/収納 のありがちな失敗をご紹介しました。
1番大切なのは、メリット・デメリットやこうした”ありがちな失敗”までしっかり把握したうえで提案してくれるリフォーム業者と出会うことかもしれませんね。
リフォームプロとして、高い提案力や技術力を備えているのは当たり前。
施工前から施工後のアフターサービスまで、一貫してお客さまと向き合い、
“ご満足いただける品質=クオリティ”を共に創り上げていきます。
カタチに残らない部分にこそ、品質の違いが現れる・・・
それが、私たちが考える“リフォームクオリティ”です。
ぜひ一度、ユニテへご相談ください。