リノベーションの前に知っておきたい8のコト

1. リノベーションとは?

リノベーションは元の家の状態とは違う新しい付加価値をつけ、現状以上に再生させる大幅な改修のことです。

月日が経った家は今の時代に性能や機能が合わず、劣化も進んでいます。こういった建物を建て替えずに新築と同じ性能や機能を持たせて新しい価値観をもった住宅に生まれ変わらせます。

リノベーションで出来ないこと

建築基準法に定められた範囲外のリノベーションで、建物を支えている筋交いが入った耐力壁を壊したり、耐力壁に大きな窓を設けたりすることは基本的にできません。

また、「2×4工法」などの壁式構造の家では壁が住居を支える重要な役割をもつため、壁を取り除いて間取り変更することは出来ません。

リノベーションのメリット・デメリット

●メリット

自分が思い描いている通りの設計ができることが最大のメリットです。間取り・内装を自由に設計できるので今よりも住みやすい空間が手に入ります。子供1人の部屋や仕切りをとった広々空間を作ることもできます。新築をご検討中の場合、費用を20~30%節約できるうえ、新築より良い部屋になることも。

●デメリット

一番のデメリットは大幅な改修を行うために工事期間が長いことです。工事後にも建物検査などが入るのでさらに時間がかかります。自由設計ができるので、間取り・内装にこだわるといくらでも打ち合わせに時間がかかってしまい、完成までの時間が伸びてしまうケースも多々。また、リノベーションは住宅ローンが使用できません。リフォームローンはありますが、金利が高いため返済に苦労するかもしれません。

2. リノベーションとリフォームの違い

住宅のリフォームをお考えであれば、リノベーションとリフォームの違いはまず押さえておきましょう。

大まかにいうと、リフォームは老朽化した家を建築当初の性能に戻すこと、リノベーションは新しい付加価値をつけて現状以上に再生させることです。

他にも両社の違いには、工事の費用・規模・資産価値向上・環境向上の4つがあります。

工事にかかる費用

工事の内容によっても変わりますが、リノベーションは大掛かりな工事を行うためリフォームよりも費用は高くなります。

リノベーションの費用相場はマンション1,000万円・一戸建て1,500万円となり、リフォームの費用相場はマンション400万円・一戸建て500万円となっています。

工事の規模

リフォームの場合、浴室にユニットバスを取り入れたり、キッチンをシステムキッチンと入れ替えたりと、古くなった設備の変更や修繕工事などを行います。

リフォームより大規模な工事がリノベーションで、間取り変更・水道管・排水管の取替えなどを行います。

住まいの性能の向上

リフォームは新築時と同じ性能に戻すことを目的にしています。

リノベーションでは、部屋全体を新しくした上に最新式設備を設置するので、新築時よりも性能が向上するのです。

住宅の資産価値

上記のようにリノベーションでは住宅性能が向上して付加価値がつくので、資産価値はリノベーションの方が高くなります。

たとえば、中古住宅の売却は新築時よりも安くなるのが一般的ですが、リノベーションを行った場合、新築時よりも資産価値があがることがあります。

3. リノベーションのタイミングはいつ?

住宅の築年数ごとの変化

●5~10年

まだまだ新築物件ともいえる時期なのですが、細かいところの破損や汚れが現れ始め、外壁の小さなひび割れや壁の凹みなどもあります。早急なメンテナンスは必要ではありませんが、細かい部分を修復することで後々の修復費用が安くなることもあります。特に気になるところや目立つ部分があれば修復しておくと良いでしょう。

●10~15年

少しずつ不具合が目立つようになります。特にトイレや浴室などの水回りは使用頻度が高く湿気が多いので、劣化が現れるのが他の部分より早いです。この時期は水廻りのリノベーションに適した時期と言えます。外壁などに大きな亀裂が入り始めるので注意深くチェックし、可能なら補修しましょう。

●15~20年

築後15~20年は初めて訪れる大規模修繕のタイミングです。壁紙などの目に見えるところだけでなく、排水管や建物の土台部分など建物の基礎部分に老朽化が現れ始めます。この時期は基礎部分を含めた改修を行うことが必要です。

●20~30年

一般的な住宅の耐用年数は30年前後なので、この時期を過ぎた住宅は増改築やリノベーションが必要となります。(構造や使い方によって住宅の傷み具合には差があるので、すぐに行う必要が無いケースもあります。)しかし、今は良くても翌年に不具合が発生する可能性もあるため、安全に生活するために資金の目途が付き次第リノベーションを検討するようにしましょう。

マンションは築年数24年がねらい目

最近は中古マンションを購入してリノベーションすると安く新しい部屋に住めると人気になっています。

リノベーション目的でマンションを購入する場合、築年数24年のものを購入するのが理想的です。さまざまな減税で対象になるのが"25年以内に建築された住宅"のため、建物の底値と控除の条件を満たす最適なタイミングが築年数24年なのです。このくらいの築年数だと購入額と売却額の相場にあまり差が無いので、手放すときのリスクを最小限に抑えられるというメリットもあります。

また、築20年以上になるとマンションの管理体制の影響が建物に大きく現れてきます。自室はリノベーションができますが、外壁などの共有部分はできませんよね。築年数が低い場合は建物が綺麗で当たり前なので管理体制を見極めることが難しいです。築年数20年以上でも細かなところまで管理が行き届いていれば、今後も不具合が起きにくく安心して生活ができるでしょう。このような面でも、ある程度築年数がたったマンションがリノベーションには最適といえるのです。

 

4. 富山県ではどんなリノベーションをしたらいい?

●雪対策

富山県は全域が豪雪地帯。さらに特別豪雪地帯に指定されている場所も多いため、リノベーションの際には必ず雪対策を行いましょう。

屋根雪を下す必要が無い住宅にすることで、除雪中の転落事故のリスクも減らすことができます。築年数の古い住まいでは、豪雪対策として家を板などで囲う「雪囲い」をする習慣がありますが、最近では雪囲いの必要がない家が増えています。リフォーム業者に相談して、そのような住宅に作り替えてもらいましょう。不可能な場合には雪囲いをしやすい住まいにしてもらいましょう。

●結露対策

富山県は日本海側なので冬場の結露が多く、寒い部屋から暖かい部屋にノートパソコンを移動させると結露による水滴で破損することもあります。部屋ごとの温度差を少なくするリノベーションに対応した業者も増えているので、相談してみることをおすすめします。

●断熱対策

壁には必ず断熱材を入れましょう。風雪に耐えるためだけでなく、光熱費を安くする効果もあります。断熱効果のある塗料もあるので、必要に応じて使用しましょう。

 

5. 散村の住宅はリノベーションしたほうがいい?

●散村とは?

広い耕作地に家がまばらに点在している集落形態です。「散居村」とも言います。

平野の中にポツンポツンと住宅があって住宅と住宅の距離がかなり離れているので、風を遮るものがなく家の周りに防風林を植えて対策を取っています。

富山県には日本最大級の散村地帯があり、砺波平野や黒部川扇状地に見られるような集落形態を指します。砺波平野の場合、家を水害から守るために平野の中の比較的高い部分に一戸建てを建築して周りの土地を耕していたために散村が生まれたとされています。

リノベーションした方がいい散村の住宅

●今後も長く住む予定があって不便を感じている

散村の住宅を買ったり相続で手に入れて、今後散村に長期的に居住する人にはリノベーションをおすすめします。築年数が過ぎて傷みが多い・現代の生活様式になじまない住まいである、など様々な問題が出てくることが予想されます。

●長期的に生活にかかるコストや手間を抑えたい

古い住宅をそのまま使っていると、断熱性が良くないため光熱費が高くなったり、破損のたびに修理を行わなければならなかったり、長期的に見たときにかなりのコストと手間がかかります。一度リノベーションをして住宅性能を上げれば一時的にはお金はかかりますが、長期的には割安になります。

リノベーションしない方がいい散村の住宅

●昔ながらの生活に憧れている

伝統的な生活や田舎暮らしにあこがれて散村の住宅に移住したという場合、古い住宅なので不便さもあるかもしれませんが憧れの生活を満喫しましょう。不便さを楽しむような生活が性に合うならリノベーションは必要ないでしょう。リノベーションはいつでもできるので、必要になったらすればいいのです。

●できる限り伝統的な散村住宅の良さを残したい

住宅の古さや伝統に価値を感じているなら積極的なリノベーションは行わず補修などに留めておきましょう。住宅の古さを後世に伝えたい・古さを利用したビジネスを考えて散村の住宅を買う人もいるからです。リノベーションしてしまうとせっかくの"古さ"が損なわれてしまいます。

散村住宅のリノベーションのポイント

間取り変更

伝統的な散村住宅は農村にあるので、3世代同居が前提となっており部屋数が多いです。部屋数が多すぎて使い勝手が悪いなら間取りごと変更しましょう。同時にバリアフリー化すると高齢になっても安心して住むことができます。

風対策

散村住宅は直接風の被害を受けるので、防風林を残した状態でリノベーションを行って風やホコリから家を守りましょう。

リノベーション時には隙間風を防ぐ施工以外にも、台風などの際に室内からでも容易に開閉できる雨戸を設置するなどの風対策をおすすめします。窓には割れや劣化に強いガラスやサッシを導入しましょう。

 

6. リノベーション事例

富山市T様邸(2018.10月)

おばあさんが住んでいらした築30年以上の住まいを、お孫さん夫婦に受け継ぐためリノベーションしました。ヴィンテージを用いたブルックリンスタイルがお好きな施主様に合わせ、至るところにそのテイストを散りばめています。

メインとなるLDKは上質な空間が演出ができるダークブラウンの床材を使用し、天井からはスワッグや照明が吊り下げられるよう、レールを配置。さらにキッチンの壁には木をレンガのように並べ、全体的にウッディな雰囲気に仕上がりました。

富山市N様邸(2019.3月)

お母様の一人暮らしのお住まいを、娘さん家族が遊びに来やすいようにリノベーションさせていただきました。築40年以上でとにかく寒さが悩みだったこちらのお宅。改装前は室内でもダウンジャケットが手放せないほどの寒さでした。

壁には断熱材の発泡ウレタンを導入し、さらに窓・サッシも断熱性の高いモノに変えて暖かさを追求。寒い冬でもお孫さんが気軽に遊びに来られる暖かいお家が完成しました。

7. ユニテのリノベーション

ユニテの目指すリノベーションは、お客様の“本当に実現したい生活”をご提案する事です。

現在のお住まいに新しい価値を与え、これまで不便だったもの全てが改善された、素晴らしいデザインとしつらえ。そこからお客様が本当に実現したかったライフスタイルが始まるのです。
私たちが出来ることは、持てる最大限の知識や能力でただお客様にご提案する事しかありません。家に対しての思いをお聞きし、イメージを実現していく事こそが使命と考えています。

[ Point.1 ] 100%自由設計

[ Point.2 ] ユニバーサルデザイン

お子さんからおじいちゃんおばあちゃんまで、家族ひとりひとりの快適な住空間を叶える空間づくりをご提案します。設備機器だけでなく、空間の広さ・スペースの取り方・動線計画など…すべてが整ってはじめてユニバーサルデザインが完成すると考えています。

[ Point.3 ] すべて自社管理での設計施工

営業担当・設計士・現場監督など、すべて当社が一貫してご対応いたします。お客様の窓口を一本化することでご要望をダイレクトに反映でき、お客様の理想の暮らしに近づけると考えています。

[ Point.4 ] 木造・鉄骨・コンクリート住宅などあらゆる構造に対応

富山でリフォームをはじめて30年。これまで数多くのお客様とお住まいに向き合ってきました。確かな実績を持って木造から鉄骨・コンクリートまであらゆる構造に対応します。

[ Point.5 ] 最高10年の長期工事保証

リフォーム・リノベーションは完成がゴールではありません。快適なお住まいで永く安心して暮らして頂くため、最長10年の工事保証をご用意しています。※保証期間は工事内容によって異なります。

[ Point.6 ] 使用する設備機器のメーカーの制限なし

「LIXILリフォームショップだからLIXIL製品しか使えない?」そんなことはありません。各メーカー・製品の特徴を把握し、お客様のご要望合わせてオススメしています。もちろん、ご希望のメーカーなどがあればお聞かせください。

[ Point.7 ] 緊急のお困りごとは専門部署が24時間365日対応!

ユニテグループだから出来る安心体制。住宅修繕の専門家「とやま住宅修繕センター」が24時間365日お困りごとに対応します。

[ Point.8 ] 定期的な工事後のアフターを行っています

8.リノベーション お客様の声

富山市 S様より

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